陶芸にはそれぞれの工程に多くの技法がありますが、うつわの成形は次の4通りにしぼって制作しています。
粘土で原型を作り、石膏などで型を制作します。ろくろでは作れない形を揃えて作ることが出来ます。
縁の仕上げや高台づくりは一枚ずつ手で行うので、変化をつけるとまったく違った雰囲気の器になります。
回転する板上の粘土に、手を添えてかたちを作っていきます。
生地が上へと伸びあがりながら、キメが揃う器の作り方です。
水挽成形した後に程よい硬さまで乾燥させ、ひっくり返して高台を削りだすのですが、
高台(裏面)は器にとって機能の上でも大切であり、見どころでもあります。
ひも状に伸ばした粘土を積みあげながら形を作ります。
粘土を足したり手を休めたりしながら、ひとつの輪郭を作り上げていきます。
仕上がりは一見すると素人っぽい素朴な表情かもしれませんが、最後まで削る工程がなく、
素直なあたたかみのある風合いになります。
板状に伸ばした粘土のパーツを準備して、それを組み立てるようにかたちを作ります。
触れずに生まれる面や縁のすっきりとしたしなやかさに魅力があります。